IE9ピン留め
英語を使った職業 その1 通訳
S宅さんから質問を受けたので他の人にも関係があると思うので、ここに網羅的に上げておきます。(を。です、ます調だぁ)

TOEIC850以上の人は英語を使った職業につく「素養がある」と常々言っています。どんな方向性があるか。

通訳者 翻訳者 英語教師 私企業海外担当 国際機関

「素養」以上のものを身に付けるには何が必要か。
顧客またはコネ 社会人としての常識 ビジネス界の慣習に関する知識 センス 専門分野

それぞれをそれぞれに説明します。

★通訳者
通常の道程は通訳エージェントが提供する通訳講座を受け、無事終了し、なかなかいけるというふうな評価を受けるとぽつんぽつんと仕事がきます。(本科あたりからぽつんぽつんと来る場合もあります)。報酬は最初はボランティアに毛の生えたような金額です。

通訳講座の基本は、基礎科(一年) 本科(一年) 同時通訳科(一年)といった感じです。
基本は週2回、各2時間といったものです。だいたいどこかでダブる(落ちる)ので、全部が4年で終わればいい感じでしょう。大阪だと、インター、コングレ、サイマルなどの名前を聞きます。

多分、なんとか独り立ちできるようになって人は1/3以下です。でも、立ち振る舞いのしっかりしている人はあわせ技で仕事にしていけますからその人によりけりです。

ボランティアに近いようなものから来るのでその対応にちういです。基本は慇懃(ていねい)に。です。自分の力を客観的に評価し、上手にていねいに対応しましょう。

通訳志望者のジレンマは、

経験がないから仕事をもらえない→仕事をもらえないから経験が身につかない 

です。こんなに明確なジレンマは他にあんまり見られません。即、ですから。
このジレンマを破るのはやはり、地べたに這いつくばってでも経験をつける。でしょう。cricketの場合は、たまたまアメリカで翻訳の講師をしていて、そこが主催した通訳講座の生徒で出席したら、先生から、「あなたやってみたら?」といわれて、弁護士事務所にdepositionの練習の通訳の仕事をもらいました。(ひさの先生ありがとうございましたぁ!) $650/日でした。目がらんらんに輝いてこれは天職かも、と思いました。別のところで一週間続けての仕事が入ったときには、職場で口笛でjingle bell rockを吹いてしまいました。レート(賃金)は日本よりアメリカの方が当時よかったですが、今日本では2万円~10万円くらいではないでしょうか。

通常、時給ではやらず、最低半日ごと、普通は一日毎で仕事を受けます。

なんで通訳エージェントの通訳講座へ行くか、ですが、仕事がないんだよね、技術だけ身に付けても。そこへいくと、エージェントだと、こいつは使える、と思われれば仕事が回ってくる。ひとつのところで仕事を任せてもらえるようになると、ある程度経験を積んだら、他のところにも登録すればいいわけです。

友だちで企業内通訳をしている人が二人くらいいます。彼らは講師もしてますが、「同時通訳ができれば企業通訳の仕事も見つけやすい」と口をそろえていいます。本当は、企業に勤めてその中で翻訳/通訳の仕事をしながら技術を身に付けていけばいいのですが、結構落とし穴もあって、通訳もやってもらうよ、といいながら、実際は翻訳や雑用ばっかりだったり、ということもあります。逆に、かなりインテンシブな社内通訳の仕事だと実績のある人しか取らなかったり。外資の役員秘書とか英語を使う機会も多いのでしょうが、外資は新卒はなかなかとらない、という話もあります。このあたりどうですかね?→K林女史

通訳需要は、東京の十分の1が大阪、その十分の1が名古屋、といいます。ただ名古屋は景気がいいというのも聞きますのでもちょっとよくなってるかも。TOYOTA系列の機械系を専門分野としていれば汗水流すけれども仕事のくいっぱぐれはないかもしれません。

専門分野は大事です。  通訳者という意味ではひとまずここで切ってアップします。
by spiral_cricket | 2005-02-24 21:18 | ことば
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