![]() 新しいブログが写真も載せられるようになってやっと少しまともに動かせるようになりましたので紹介します。 All about Cricket's life (NEW!) #
by spiral_cricket
| 2011-07-20 15:24
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by spiral_cricket
| 2011-04-11 14:17
すすまなくてイライラする。どうもスピードを要求される仕事ではなく、正確さを要求される仕事が増えている気がする。気を使う仕事。それが世の常と自分に言い聞かせるしかない。
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by spiral_cricket
| 2011-03-06 11:03
最近単語本を勉強し始めているが、単語がたまたま、最近復活したフランス語シットコム Plus belle la vieの中に出てきた。brouillardという語。霧という意味。失明した若者が目の手術を受けてだんだん見えるようになってきた。「すべてはbrouillardの中のようだったのに今は見える!」という場面。
実際の使用は常に本の中の用例よりもドラマチックなのであろう。 #
by spiral_cricket
| 2011-03-03 16:51
| ことば
昔、夏休みになると歯医者や耳鼻科に通っていたがあれはなんだったんだろうか。もしかして、時間つぶしのためだったんじゃないだろうか?
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by spiral_cricket
| 2011-02-25 11:19
深夜に海老を剥く。薄紫と黒のグラデーションの中に、黄緑と青紫の背をした個体を見出し、その南洋の出自に思いを馳せる。外に出るとガレージの半透明の屋根には霙交じりの雪がうっすらと積もっている。鉱石の標本を乗せたプレパラートのようだ。
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by spiral_cricket
| 2011-02-11 03:18
| ことば
呆然とする僕を雑踏が追い越していく図柄を考えていた。
疲れを知らない子どものように 時が二人を追い越していく by 小椋佳 というのを思い出した。 Race against time..... (競走、対戦型スポーツ、戦争は <戦い>のフレームを共有していると思うのだけれどその論証は意外に難しい) 「人生は時間との戦いです」という田宮二郎司会のクイズタイムショックのフレーズを思い出し、検索してみると「現代は時間との戦いです」が正確なものであった。 「現代は時間との戦い」!時間を味方につけるのが農業的手法ですが何か? 農業的手法はしかし人間の側にも農業的前提を必要とする。つまり、自分ひとりではなく、種として何かを年々継続していく、という考え方だ。 そう考えれば逆に個人としての時間は現代を問わず戦う相手であったことは想像に難くない。 しかして、田宮二郎にそういわせた「高度成長期」末期の「現代」に、「時間との戦い」を思わせる要素が多分にあったことは事実だっただろう。 この長い坂道を 「ゆっくり ゆっくり 下ってく」現代にはないリアリティ感覚である。 田宮二郎の猟銃自殺の記事を見つけ、下記のような役者の記述を見つけた。プロデューサーが役者を感覚的に表現するメタファーがやや興味を惹く。 ****** ケイ子役の黒木瞳さんについてはどうですか? 田宮版の太地喜和子さんは菩薩と悪女がない交ぜになったような非常に膨らんだ役のように思えましたが―― いや~、黒木さんのほうが清潔でいいじゃないかなって思うときがありますよ。喜和子はもっとドロドロしていたから。黒木さんのほうがカラッと爽やかな印象でしょ。喜和子はベショっとしているというか、しっとりしている。ただ、ケイ子が最後に花を置いて会わずに帰っていくわけだけど、あそこは悲しいんだよね、しっとりしている女はあれだけ爽やかに帰れないだろうから。 #
by spiral_cricket
| 2011-02-09 07:25
| ことば
その頃、エリック・サティを始めて知った。朴訥な音楽。いびつな旋律。ガウディの聖家族を見上げる時の螺髪のようなおびただしい瘤。反復と横溢、オリジナルのない無限のコピーが心地よさを生むのだろう。
透明な琥珀色にミルクを垂らして旋回するその幻惑感 または 透明な琥珀色にレモンを垂らして攪拌するその芳香 #
by spiral_cricket
| 2011-01-27 06:23
| こころ=からだ
負る言葉も吹消したれども、またまた今の如く薄雲とは深き中のことゆゑと油ッ濃(あぶらっこく)言いまはされて(後略)
為永春水 『春告鳥』 第25章 ここでは「あぶらっこい」が「しつこい」の意味に使われている。 一方、現代語で、「このてんぷらは口ざわりがしつこい」など、脂っこい、べたつく、の意味でしつこいを使用することができるように思う。 カテゴリー基盤のメタファーに対して、相互的にメタファーが形成できることをそのテストとして近刊で述べたが、ある種の特徴類似のようなものは存在し、これも相互的にメタファーが形成される可能性がある。 この方向性の成否は、触覚 ← 人間 という、いわば、逆メタファーの用例をどれだけ集められるか、このメタファーを確立できるかにかかっているだろう。 #
by spiral_cricket
| 2011-01-11 12:04
2010年12月4日(土) 日本語用論学会 司会 (済)
2011年1月22日(土) ニュージーランド Otago大学 Taylor退官記念 招待発表 (済) 2011年3月26日(土)27日(日) 主観性シンポジウム(関大) 2011年4月23日(土)24日(日) 日本英語学会春季フォーラム(SF2011) の左タブ International Spring Forum参照 @静岡大学浜松キャンパス (大会責任者) 2011年4月29日~5月1日 台湾大学国際会議 招待講演 #
by spiral_cricket
| 2010-12-08 08:08
| cricketの出没傾向
分類や計画にポストイットを使うことがある。今まで縮小化を続けてきたため、ゴミのような小さな紙にやることを書いていた。どうもこれが問題だったかもしれない。
今まで、時間を寸断すること、小さな領域に詰め込むことばかり考えてきた。 ICレコーダーを早回しで聞くのは老後のために控えるようにした、など、大分やることが変わってきた。小さなポストイットは新しい生活に合わなくなってきたようだ。 強粘着で色鮮やかなポストイットが昨日到着した。 わたしの計画も強粘着となってほしいものである。 #
by spiral_cricket
| 2010-12-08 07:40
「メドベージェフ・ロシア大統領:通貨「ユーロ」の見通しは良好だ。ユーロは自身の持続性を指し示している」」
こういうのってまさにフレーム意味論の意義を示しているよね。 なにも気にしていなかったのに、一国の大統領が 「ユーロは大丈夫だ」 とかいうと 「ユーロ危機」フレームが立ち上がってしまう。あれ、ユーロ危機フレームってもうすでにあったっけ。 だとすると、フレームを共有している人にはなんの抵抗もなく受け入れられるのだけれども、フレームを持っていない人にまでそういうフレームを導入するということになる、... わけか。 #
by spiral_cricket
| 2010-12-08 06:50
板井さんという人は面白い。
「板井ヘッドコーチは「ロースコアしか勝機がないと思っていたので、その通りの展開になってよかった。先週の関学戦はプレーオフのことも含んで戦っていたので、完敗したが選手もガックリ来なかったのではないか。うちは強くないので、1試合でも多く強いチームとの試合を経験できることがありがたい」と、立命との再戦を望んでいた。」http://www.koshienbowl.jp/2010/2010/12/1.html HCが、関学とのリーグ最終戦前、「プレーオフのこと」を話しているのは知っていた。関学に勝つのは一回でいいから、むしろ初戦は相手をじっくり見て十分な情報を得て、その上で2戦目に攻勢をかける、くらいのことは考えていたのではないかと思えてしまう。 #
by spiral_cricket
| 2010-12-07 14:44
| ひと
例えばブランディグラスに浮かんでいる大きな球体の氷が地球を模しているのだとして
そのことに言及しないで氷の描写をするほうがオシャレな場合もあろう。 これを寸止めタファーと命名する。 今、googleで検索したがヒット0件。私がこの語の発明者である。 先日の餅つき唄の例、これも寸土めタファーの用例といえよう。 #
by spiral_cricket
| 2010-12-04 08:52
| ことば
いいなぁと思ったのがシンクロしたのが1,2週間前。
読んでやめて読んでやめての『春告鳥』、為永春水の2回目読みで、情交に至る前の部分で作者は さて薄雲鳥雅の深情はいかに。好漢はよく知り給ふことなるべしとその情を濃かしるさず。よろしく察してよみたまへ。 とある。 さらにその前、ト書きで その青楼の夜ぞ更けて、はるかに聞こゆる餅つき唄は、土手の北より箕輪の方へ唄いゆき、.... とあって、その解説に 音曲・唄歌によって場面の情緒を盛り上げるのは春水得意の手法。餅つき唄は薄雲鳥雅の情交を暗示すると知るべし。 とある。 ああ、そうか。メタファーだけど書いてもらうまで気づかなかった。 さて、別の本。 三島由紀夫の短編は私にとって読みにくい。短編自体があまり好きではないのだと思う。短編集『花ざかりの森・憂国』を読みながら解説をぺらぺら。 なんと自身が解説を書いている。これはこれで粋だ。 (前略)私には全く知的操作のみにたよるコント形式への嗜好もあった。そこでは、作品自体に主題らしい主題さえなく、一定効果へ向かって引きしぼられたような、すみずみまで緊張した形が保たれて、それが読者の脳裡に射放たれて、的中すれば「おなぐさみ」というようなものである。 これはこれで秀逸なメタファーだが、確かにそのような視点から、その代表として書かれた「新聞紙」「牡丹」「百万円煎餅」を読んでみるとまた味わいが異なる。 解説というのも悪くないなと思った次第であった。 #
by spiral_cricket
| 2010-12-01 08:24
| ことば
「さすが」渡辺実である。なかなか深い分析をしている。
やはり渡辺といえばまだまだ実であろう。 「みのる」といえば安井稔である。今年もご健勝であった。 「『言外の意味』、感動しました」と伝えたいなぁと思いつつしり込みしてしまう。 来年の英語学会は新潟大学、その前に、4月にスプリングフォーラムっていう国際学会が 静岡大学浜松キャンパスで開かれる。今年は、TransitivityのWesley Jacobsenが来る。 みんなでウナギを食べに行こう! #
by spiral_cricket
| 2010-11-15 17:28
| こころ=からだ
閑さや岩にしみ入る蝉の声
という芭蕉の句がある。山寺の写真 背景 この句は、たくさんの蝉が雨のように鳴くさまを逆に静寂と感じる図字反転の例だと思っていた。しみ入るというのがその証拠だと今日気づいた。しみいるとは、元来液体に使用する用語だからである。蝉の声の放逸が液体としての概念化を可能にしたのだと思っていた。 上記背景を見るとそうではないらしい。 このような「勝手読み」はそれはそれでいい、とは私には思えないが。 しかしまた朝の4時にどうしてこのようなことを考えたのか。 考えるに、そこが、銀杏を拾った場所であり、その銀杏がまた落ち始めており、銀杏から、この場所でした夏のセミ取りを想起したからのようだ。 #
by spiral_cricket
| 2010-10-27 07:10
| ことば
「白人がアフリカにやってきたとき、われわれは土地を持ち、彼らは聖書を持っていた。彼らはわれわれに目を閉じて祈ることを教えた。われわれが目を開いたとき、彼らは土地を持ち、われわれは聖書しか持っていなかった」
ジョモ・ケニヤッタ ケニア初代大統領 #
by spiral_cricket
| 2010-10-20 19:08
深夜4時からサンダーバードの主題歌が頭の中にずっと流れている。勇壮な楽曲である。そうか、金沢に行くのであった。
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by spiral_cricket
| 2010-10-17 04:34
| おと
空の底が桜色に頬を染めている。
垂直線上に擦り切れそうなベィビームーンがハンモックにかかったような形で金色に輝いている。 #
by spiral_cricket
| 2010-10-06 05:40
三島由紀夫 「沈める滝」から
「(昇は)単なる反復を深化ととりちがえたりはしなかった。」 深化を伴わない反復というのは存在するのだろうか。ただ、反復と深化が関連した概念であることを三島は認識している。 (恋愛は狩りメタファー)大会社のオーナーであった祖父について 「祖父は猟といえば、あらかじめ勢子に狩り出させて囲いの中に追い込んだ獲物を、大ぜいの見物人の前で、金ぴかの弓に矢をつがえて、射てみせることだと思っていたのだ。」 #
by spiral_cricket
| 2010-10-05 07:05
名前がない、というのは他者に認識されないことである。
言葉がない、というのは、自分自身にとってもつかめないことでもある。 言葉にならない感覚。未曾有。有象無象。イド。 手から摺り落ちていく液体のように。 それは魑魅魍魎のパラダイスで今日の記憶が明日の未来になり、宇宙が蟻の腹に描かれ、一匹のネズミの跳躍が株価の暴落を招き、老女のうたた寝が熱帯の国の革命を止める世界である。 そんなものが描きたい。 あ、意外に現実に近かったりして。 #
by spiral_cricket
| 2010-10-02 10:23
「はまる」
常習性 habitus について考えている 物理的制約 というのが古典的だが効く、と思い至る。 目の前になければできない、ということだ。 身体性文献では、extended thesis に関連することだ。 #
by spiral_cricket
| 2010-09-30 14:26
レビ=ストロースは詩人だ。『悲しき熱帯』や『野生の思考』というポエティックなタイトル。原語はTristes Tropiquesと弾けるような頭韻を踏んでいるのだからなおさらだ。悠久を思わせる海。その中を進んでいく船。未知との出会い。過去との邂逅。
まぶしい光の中、目白を大学に向かって歩いていた。剥げかけた焦茶の木製のテーブルと椅子、消えたままのTVスクリーン、森雄一さんのセットアップしてくれた二次会には、台湾大学の江先生、ひつじの森脇さんやサントリーの水口さんも来てくれた。2時間2500円飲み放題の熱狂はどんよりと体の奥に沈み、頭の先は白く澄んでいた。 チョウチョが緑の生垣の中でハバタイテいる。猫が石の塀の上で手を舐めている。開け放たれた家。ミニゴルフのネット。今日は日曜日か。 昨年まで裏方をしていたので発表はあまり見ていなかった。今年、5つの発表を見て、見れないものが多すぎることに気がついた。6×7=42全部、見たい。そういった取捨選択がどうしても必要なのは人生と同じだ。 特に興味を持って聞いたのは慶応の院生さんの X a hole 構文の話と、阪大の小林さんの「すればするほど」構文の話である。前者はコーパスを使っていたのでデータに信憑性がある。X a holeが構文であって、X a dent といったようなものが構文でないことも、データを見るとそこそこ判別できるようである。後者は、英語の”the more”構文に対応する日本の構文を取り扱っている。「食べれば食べるほどお腹が出る」といった構文では、条件節と主節の比例関係が問題なのだから、主節部分も構文の一部とするべき、という主張は妥当に思われる。 帰り際、空港に至る動く歩道の脇に、タケシの顔が大写しになった広告には 水よりも、 ヒトの身体に 近い水。 というポカリスエットのコピーが載っていた。 瀬戸賢一の講演でレトリックの遍在性に敏感になった私の目には、少なくとも3つのレトリックが読めた(これは宿題にしよう)、5-7-5という俳諧調、「、」「。」の使い方と対称以外に。コピーライターは秋山晶・石川勉両氏とある。よくできている。 #
by spiral_cricket
| 2010-09-29 08:28
|
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